Q.耳の詰まった感じがあります。

A. 鼓膜までの音の通り道(外耳道)や鼓膜、鼓膜の奥(中耳)の障害で起こることがあります。また、聴力の神経である内耳に障害が起きている場合もあります。耳垢が溜まっていたり、外耳炎、鼓膜、中耳炎があれば、それぞれ局所治療が必要です。神経の障害が原因である場合は、ステロイドを使用した治療を行うことが多いですが、急性期に治療が必要なことが多いので、耳閉感が出た場合は早めに受診してください。

 

Q.急性中耳炎を繰り返しています。

A. 急性中耳炎は鼻の奥に感染した細菌やウィルスが耳管という管を通って中耳腔に感染を起こした状態です。子どもは耳管が短く、傾きも水平になっているため、鼻水が出る場合は中耳炎の合併が多くなります。
また、最近は抗生剤の効きにくい細菌による中耳炎も増えています。耐性菌は集団保育がなされている乳幼児には潜在的に存在しており、ウィルス感染などを契機に増殖し、悪さをしてしまうことがあります。その場合、鼓膜切開などを適切に行わないと重症感染症となる場合があります。また、乳幼児の上気道感染で急性中耳炎を合併しても、3割は訴えがないと言われます。鼻水が出ている場合は耳鼻咽喉科で鼓膜のチェックが必要です。小児科では耳垢除去しないと正確な評価はできません。

 

Q.咳や呼吸をする時に、「ヒューヒュー」「ゼイゼイ」という音が聞こえます。

A. 「ヒューヒュー」「ゼイゼイ」という音は、呼吸のための通路が狭くなっている時に現れます。
痛みがなく、何日も続いている場合には、喘息や気管支炎、肺炎などの「胸」の病気の可能性が高いので、内科や小児科の受診をおすすめします。
しかし、痛みを伴って急激に現れた場合は「のど」が強く腫れていて緊急で点滴をしたり、入院が必要な病気の可能性があります。耳鼻咽喉科を受信することをおすすめします。
ご不明点は当院にご遠慮無くご相談ください。

 

Q.花粉症で毎年悩まされています。どうしたら症状が軽減されますか?

A. 症状が出てから治療を開始するよりも、花粉が飛ぶ前から薬を予防的に内服すると効果がいいと奨励されています。当院では舌下免疫療法での治療も行っています。当院を受診された患者さんでも、治療を初めてから症状が軽くなったと言われる方もいます。花粉症の治療方法について、ご不明点はご相談ください。